2013年10月13日日曜日

重機を使用した汚染土除去と、汚染土埋設による除染は、絶大な効果がある -1年前の線量と比較


 写真整理していたら2012年10月4日の福島市内の公園の写真が出てきた。丁度1年前の写真だ。

 毎時0.72マイクロシーベルトである。


 震災直後は1マイクロシーベルト以上あったので、それに比べれば大分下がっている


 2012年春の段階で通学している小学校から外遊びは「1時間以内」という目安が示されたので、この線量でも、私はこの公園で子供達を遊ばせていた。


 そして、下の画像。同じ場所の2013年7月2日のものだ。


  毎時0.22マイクロシーベルトである。



  2012年12月から翌年3月までかけて、実際には大規模な除染工事が行われている。

  空間線量は自然減での減少は遅々としていたが、この時行われた重機を使用した除染は効果絶大だった。

 現実には、重機を使用した汚染された表土の除去と、除去した汚染土の埋設(下写真の穴は、埋設用の穴)が行われた。
 

30cm土をかぶせれば、放射線はほぼ遮蔽されて地上に影響を与えることができなくなるそうだ。

※2014年1月16日追記
砂利部分の下に除染廃棄物が埋まっているのに0.19


実は、この砂利の直上の方が値は低い。0.17


(福島市の除染に関する資料)

福島市除染マニュアル(第2版) 【PDFファイル:1.64MB】



福島市ふるさと除染実施計画<第2版> 【PDFファイル:1.32MB】




 「除染は効果が無い」と言う人を時々見かけるが、勉強不足と思う。


 確かに、同じ福島県内でも除染が上手くいっていない場所も中にはあるだろう。

 双葉町や大熊町といった原発に非常に近い地域の墓地とか役場など除染している場所では中々上記のような劇的な効果は難しいかもしれない。

 しかしながら、福島市の市街地においては、少なくとも上記のように絶大な効果がある。


 郡山市や伊達郡内の市街地部分でも同様の効果が出ている事は容易に想像できる。


 除染作業に関連して尽力頂いた皆様には心からお礼を申し上げたい。


 この調子で子供達の周囲の安全性が順調に高まっていくと良い。心からそう思う。



 ※2013年12月追加↓念のため自分で計測して見ました。おおむね妥当な数値だと思う。


0.23マイクロシーベルト/時



 ※2014年5月追記↓同じ機器で東京・渋谷で計測して見ました。
 (機器故障と言われたら困るので)


ハチ公前0.07マイクロシーベルト/時

モアイ像0.11マイクロシーベルト/時


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