2013年4月24日水曜日

2011年3月に福島県内の自治体が行った安定ヨウ素剤配布について


(当面はメモ状態です)

資料1

[第19回原子力委員会資料第1-1号]
福島第一原子力発電所事故による
原子力災害被災自治体等調査結果(PDF)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2012/siryo19/siryo1-1.pdf

19ページ

上記資料から、配布されたルートは複数ある事が分かる。まとまった数の服用者が居たと思われる経路はあっただろうか。



1)双葉町が川俣町の避難所で双葉町からの避難者の一部に配布した。服用確認あり。
川俣町に避難した住民の一部の方が服用。


2) 三春町が三春町内に避難した大熊町からの避難者に配布した。

※三春町が三春町内で配布した際に、三春町に避難した大熊町からの避難者にも配布された、という意味と思われる



3)富岡町が川内村の避難所で、富岡町民避難者で希望する者に配布した。服用確認なし。
住民の強い希望があったことから、希望者に配布
(川内村で、避難所毎に対応)

パンフレットと一緒に配布し、服用は住民の自己判断とした。
※P21に(100 人程度に配布)という具体的な数字がある。主語が無い。町長?



資料2


原子力規制委員会資料 http://www.nsr.go.jp/archive/nsc/senmon/shidai/bousin/bousin2012_15/ksiryo2.pdf

双葉町 ヒアリング

P3
2)安定ヨウ素剤の配布と服用について
・避難の際に備蓄していた安定ヨウ素剤を持参した。また,県からも支給があった。
川俣町の避難所に落ち着いた 3/13~14 にかけて,40 歳以下の住民に指示ではなく「服用するように」と言い添えながら配布した。誰が服用したかは把握できていない。

資料1と資料2は服用者がゼロではなかった点で一致している

資料3

原子力規制委員会資料
http://www.nsr.go.jp/archive/nsc/senmon/shidai/bousin/bousin2012_11/ssiryo2.pdf

<以下引用>
ご協力いただいた自治体:富岡町
ヒアリング協力者:元町職員(昨年まで生活環境課長として長く原子力行政に関与),
総務課長(当時生活環境課長),生活環境課課長補佐,係長
ヒアリング調査日:平成 23 年 12 月 2 日,12 月 20 日  
上記資料3のP3
・川内村への避難の際に,県から資機材として備蓄してあった安定ヨウ素剤を持って行った。避難所で避難者から安定ヨウ素剤について問い合わせがあり,1 号機の爆発の映像を見たことから,副作用があること,本来医師の判断が必要なことなどを説明し,説明書も添えて希望者に配布した。受け取った人のほとんどは避難所で服用していた。子供には半分にして与えていた。(川内村には備蓄はなかった。避難所で配布したので川内村の人に渡したとは思えないが正確なところは不明。三春町に避難した富岡町民から問い合わせがあったことから,三春町は県に安定ヨウ素剤を要求,配布した。)
※資料3には「受け取った人のほとんどは避難所で服用していた」という記述がある。資料1にはこの記述が無い。資料1には資料3には無い「(100 人程度に配布)」という具体的な数字がある。ある程度の人数服用していたのは間違いなさそう。








2013年4月22日月曜日

IFTTTのこと(正しい情報を提供している人の動向を即座に拡散)

https://ifttt.com/

このサービスをご存知でしょうか。
「自動化設定ツール」という聞きなれな呼び名で説明されています。
↓日本語の紹介記事
http://matome.naver.jp/odai/2133083245712164201

メールアドレス.さえあれば、誰でも無料で使用できます。
メニューは英語ですが、問題なく使用できると思います。

 このサービスは、お気に入りの情報発信者の「ブログ」や「ホームページ」の更新を常にチェックして、更新があると登録しておいた書式で「twitter」のつぶやきや「メール」をする、という複雑な作業を自動で行ってくれます。

 すごいですよね。こんな便利なものが無料だなんて!

 私はこのIFTTTを使用して「信夫山ネコのブログ」の更新情報を自動でtweetしています。「信夫山ネコ」さんは私が最も信頼している情報発信者の一人です。「信夫山ネコ」さんのブログをよく読むと、放射線に関する意見が私と非常に近い事がわかります。しかも住んでいる場所が丁度信夫山の反対側あたりで、直線距離で4キロも無い近隣のようです。

 「信夫山ネコのブログ」画面右下をよく見ると「最近の更新」というリンクがあります。
このリンクは「http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/?xml」とうファイルへのリンクになっています。実はこのファイルには、いつ、どのような記事を追加・更新したか、文字列で表記されており,
これを見ればどんな更新があったかページ自体を見なくとも判ってしまうのです。

 このリンクアドレスをIFTTTに登録し、私のtwitterアカウントを指定し、書式も指定しておけば、自動的に私のアカウントから「更新情報」がtweetされる訳です。これで、私も私のフォロワさんも、「信夫山ネコ」さんのブログの更新情報をtwitterを漫然とやっているだけで知ることができます!。

次の項目から、具体的な手順を書きたいと思います


2013年4月4日木曜日

モニタリングポスト

 私のtwitterアカウントの画像はリアルタイム線量計システム(「モニタリングポスト」は別にあります)。2012年6月に今の画像に変更したようだ。

 
 
(2013年にボカシがかかっていない右の写真に変更。状況が良くなってきたので。明るいイメージにしたくて)

 当ブログの背景画像と同じ場所です。福島市民の方は、私の生活圏を大まかにイメージできると思います。(ニセモノの人達にはワカラナイーw)

  正式には「リアルタイム線量測定システム」の計測機器部分です。原子力規制委員会の「放射線モニタリング情報」ページで測定結果を見る事ができます。

 リアルタイム線量測定システムについては、「モニタリングポストの周りだけ除染している」と言っている方がいるが、正直本当とは思えません。「わずかな、一部の話ではないか?」というのが本音です。

 そもそも、人体に外部から影響を与える力がある放射線として、ガンマ線がありますが、ガンマ線は直進する間に少しずつ減衰していき、最大100メートル届きます。リアルタイム線量測定システムの値を偽る目的で除染をするならば、周囲100メートルすべて除染しなければなりません。(この感覚は、実際に現地で除染作業をガイガー片手に間近で見たことのある人間だと判りやすいのですが・・・。)
  私の生活圏にあるリアルタイム線量測定システムは公園に設置してあるもの2ケと小学校、幼稚園各1つ、合計5つだが、すべて業者の手で施設の敷地内すべてが除染された後に設置されている。

 
私にとってリアルタイム線量測定システムとは、「業者が重機を使用して除染し、自治体が線量をチェックして検収しました。」という証拠品。リアルタイム線量測定システムが設置された公園は、自分の線量計で遊具を一通り計測してもほぼ0.3~0.4マイクロシーベルト/Hr程度の空間線量率だった。

  時々見かける、「モニタリングポストの周りだけ除染している。」という話は、2011年冬に初めて見たと思う。福島市ではなく、どこかもっと線量が高くて森林が間近に迫っている場所の話ではないだろうか。花壇や並木の植生は枝打ちするなど手入れすると放射性物質を取り除くことが出来るが、森林は難しい、との記事を読んだことがある。

 例えば、信夫山(福島市の市街地中心部にある山)の森林部分は高い。烏ガ崎の展望台は2マイクロシーベルトHr/時近くあったし、麓の山道も1マイクロシーベルト/Hr程度の数字が出る事がある。

  私の生活圏は福島市の市街地なので、公園はほぼ全て宅地事業所など建物に隣接している。それらの公園は一度除染されれば、値が戻ることは無く、除染後もわずかずつ下がり続ける。

  上記の「0.3~0.4マイクロシーベルト/Hr程度の空間線量率」の公園も2012年4月に計測した時の値で、この投稿を書いている2013年4月段階では、もっと数字は下がっている。

  設置施設全体が除染される前に設置されたリアルタイム線量測定システムは、JR福島駅西口と清水学習センター、小鳥の森入り口の3ケ所ぐらいしか思い当たるものが無い。