2013年9月20日金曜日

東京電力福島第一原発事故収束のため、トリチウムを含む処理済水の希釈海洋放出を断行せよ

 風評被害を恐れて東京電力福島第一原発からトリチウムを含む排水を放出する事に反対してきたが、今ここに至って、これ以上の反対は無意味と悟った。


 私は原発から海洋への排水すべてに反対してきた。それは風評被害拡大による消費者の買い控えを恐れての事だ。

 今福島の生産物を差別し、罵声を浴びせている連中は、至極わずかな数の一部の狂信者である。

 どんなに緻密に計測し、測定値を公開して安全を訴えても私達の生産物を彼らが口に入れる事は永遠にあり得ない。

 科学的に計測された福島県沿岸の海水中放射性物質濃度を幾ら示しても彼らを納得させることは永遠に不可能である。

 彼らは自らの身勝手な目的を達成するために私達の生産物を誹謗中傷するナラズモノであり、福島県民の敵である。

 そもそも彼らは、原発事故前に私達の顧客だったのだろうか?それさえも怪しい。

 彼らの出鱈目な主張に仰合してトリチウムを含んだ処理済水の放出に反対し続ければ、福島第一原発の収束作業を邪魔し工程を遅延させ、収束作業員の心身を危険に晒し、ひいては郷土の復興を遅らせる事になる。


 可及的速やかにALPSを再稼動し汚染水を処理するべきだ。汚染水の処理済水はトリチウムが含まれる。含まれているトリチウムは震災前から法令で決められている通りに、規定の濃度に希釈した後、海洋放出すべきだ。


 ALPS処理済み廃水だけではない、地下水についても安全が確定しているものについては海洋放出すべきだ。

 フランジ型タンクから漏れたストロンチウムの混入を恐れるならば、一度くみ上げた地下水を一旦タンクに集積して十分な計測を行い、放射性物質が安全な量であることを確認した上で海洋に放出すればよい。

 該当タンク群より内陸に位置する上流側に新たに井戸を掘削し、くみ上げた地下水を放出する手もある。

 これ以上福島第一原発の収束作業が、非科学的で無法な感情論で迷走してはならない。

 右往左往してきた東京電力の指導部、折角政権を奪還しながら無為に時を費やした自民党与党、東電に責任を押し付けて指導を怠った担当閣僚、保身に汲々としてきた官庁。いずれも猛省すべきだ。

 上記の当事者は腹を括り、汚染水問題を抜本的に解決する唯一無二の道「処理済水の海洋投棄」を断行せよ。


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