2013年9月7日土曜日

風評被害

 東京五輪招致活動中に、外国人記者から日本の招致チームが質問攻めにあったという。

 質問の内容は東京電力第一原発の汚染水漏れに関する物ばかりだったという。

 東京五輪の魅力、意義、関係者の努力をどれだけアピールしても、質問の内容は汚染水に関する物ばかり。

 NHKのニュースで見たのだが、NHK的には、この状況が不本意で、かつ不当と感じている事が伝わってきた。、明言していた訳ではないけれども。

 私はそれを視聴して、何ともモヤモヤした、少々どす黒い感情を持った。

 懸命に努力して訴えかける招致チームを完全に無視され、科学的に根拠のない不安を煽り立てられる。まさにこの2年半の私たち福島県民(非避難残留組)の姿である。

 ナニを言っても無視され、危険だと決め付けられ、「何か隠している」と犯罪者のように追及される。

 まさに五輪招致日本招致チームの姿は私たちに見慣れた光景である。

 それを見る私には様々な感情がある。

 悔しいだろうと思う。私も悔しかった。

 怒りがあるだろうと思う。私の中にもずっと怒りがあった。

 「私たちはこんな風に扱われるような、どんな悪事をしたというのだろう。」そう彼らも思っているだろう。私達もそうだった。今でもそうだ。

 
 私自身は、東京五輪に賛成というわけでもない、反対というわけでもない。

 ただ、以上のような感想を持ったので、書いておく。

 「福島県民(逃げなかった人達)は、ずっとそういう目にあってきたよ。」



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