2013年5月28日火曜日

今回発覚の「手抜き除染」 危険なのでは?

http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/05/post_7263.html
除染作業員を不当解雇 福島市発注の住宅除染 福島労基署労基法違反容疑で調査

 紙面記事を読むと、土嚢の中に草木が「三分の二」の場合があった、とある。
(上記web版では書いていないが、紙の紙面の方には詳細に書いてある。)
正しい手順では、草木は別途焼却する事になっている。

 元請けが解雇した点に焦点があるが、私は実際の手抜き内容である「草木50%」の点に危機感を覚える。

 私見だが、草木は時間と共に体積が減っていく。減っていく過程で微生物が発生して爆発的にガスを発生する場合もある。土だけの場合と違い、フレコンバックの形を変えてしまう危険がある。

 フレコンバックは仮置き場に運ばれる。平積みであればよいが、2段に積み上げる場合が多くみられる。もし下の段になったフレコンバックが草木の減衰で体積が減り、形が変わってしまったらどうなるだろう?減り方が均一ならまだ良い。偏っていたら?
逆に発酵してガスが出た場合は?下の段のバックが膨れたら?上の段のバックはどうなる?

 2011年に福島県立美術館庭の除染で、埋められたフレコンバックの内容物である芝生が発酵してガスを発生させ、バックと遮水シートを剥がして地上にガスが噴出した事件があった。この時は業者が埋設をやり直したらしい。

 そのような前例があるのである。

 今回手抜き除染の内容をよく調査するべきだ。仮置き場で除染廃棄物が荷崩れし、作業員に死傷者が出たらどうするつもりなのか?仮置き場からバックが飛び出し、周辺家屋や道路通行人にけがをさせる危険はないのか?よく調査してほしい。

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